ボリショイ劇場のバックステージツアーの案内を始めて、丁度5年が経とうとしています。

このツアーはロシアの劇場芸術の伝統を知って貰うことは勿論、舞台って何だか良く分からないという方に、
「バレエ=女性だけのものという思い込みに気付いて貰う」
「観劇に対するハードルを下げる」
「バレエや舞台に対する偏見を少しでも払拭する」
ということが最大の目的です。
しかしロシアにいらっしゃる日本人の数はそこまで多くありません。もっと広く沢山の人に知って貰える機会を作れないだろうかという思いが常にあり、ずっと前から温めていた案を思い切って劇場に提案したところ、快諾を得ることが出来ました。
『ボリショイ劇場芸術展』を日本で開催します。
舞台は生ものなので観劇こそ、その魅力を知る一番の手立てなのですが、いきなり観劇っていうのもハードルが高い/チケットは高価で手が出しにくい/そもそも男だと観に行きにくい・・・と感じている方も多いのが現状です。
しかし舞台芸術は、ダンサーや歌手だけでは成り立たず、文学という題材があり、音楽、美術、デザイン、照明技術、舞台装置、全てが揃って初めて出来上がります。つまり、一つの舞台を創作するために様々な分野の人たちが、日々化学反応を起こしているんですね。


劇場という場所はロシアの文化・芸術エッセンスがぎっしりつまっていて、更に言うと国家の凝縮版と言っても過言でないほど色んな事が濃縮された場所です。
ロシア語、劇場、建築、デザイン、ロシア美術、オペラ、文学、チャイコフスキーやトルストイ等々・・・
「ロシア」に纏わるキーワードにちょっとでもひっかかる人たち、歴史好きの人、そして美術やデザイン、カラーコーディネートや衣装、音楽は勿論、身体能力の高さはピカイチ・アスリートなダンサーたちの動き、人間ってすごい!としか思えない全身楽器のような声の歌手、そんなこんなが好きな人たちの興味を満たす要素が実はたっぷり詰め込まれた場所。それが劇場です。
よく考えたら、これらは男女関係なく色んな人が楽しんでいるものですよね。

「舞台って何だろう?何がどう関わって出来ているんだろう?」
こういった疑問を紐解きながら、舞台芸術の多面性を知って貰えたらという思いがあります。踊りや歌などのパフォーマンスは勿論ですが、それ以外のディテールも楽しめるのが劇場芸術の醍醐味なんです。

総合的なプロデュースを任されているのでこれからどんどん動いて行く予定ですが、皆さんのご提案、意見、希望、そして応援メッセージなど(笑)美術館関係者の方を含め、メディアや各企業、そしてロシアやボリショイ劇場に興味のある方、ご連絡頂ければ幸いです。
ロシアや劇場と日本そしてアート好きな方を繋げ新しい発見が出来るような、そんなわくわくする機会を作りますっ♪
こちらから時々進捗状況をアップしていくので是非覗いて下さいね。どうぞ宜しくお願い致します!
おはようございます。
これはとても気になります。時期が決まりましたらぜひ、お知らせください。
私はfacebookをやっているのですが、脚本家、演出家、役者、美粧、音楽家、劇団主宰など多くの皆さんと友人になっているので(大・小はありますが、現役でテレビ、映画、舞台など活躍されている方々ばかりです)、ぜひ伝えたいと思います。ロシア人の芸術への食いつきの凄さ。その一端を最近体験して、奥深さに目まいがしそうです。
メッセージありがとうございます!興味を持って下さって嬉しいです。開催時期は2019年か2020年で考えています。まだ動き始めたばかりなので詳細は決まっていませんが、必ずお伝え致します。
ロシア人は全体的に芸術への造詣が深い人が多いですよ。メトロも美術館のように美しく、コンサートや演劇なのど舞台も気軽に楽しめる環境で、芸術が日常のものとして自然に溶け込んでいるように思います。
私は愛知ロシア音楽研究会の会員です。音楽に限らず、舞台芸術、美術にも関心を持っております。とても興味深いプログラム、楽しみです。
日々ご無事、お元気でご活躍を!。
コメントありがとうございます。
舞台芸術は踊りや歌だけでなく、音楽や美術は勿論、デザインや衣装・装置等、色々なものが縒り合わさって出来ている総合芸術なので
色んな側面があるということを知って貰える機会を作っていきたいと考えています。
実現出来るように頑張ります。ありがとうございました!