【ボリショイ劇場芸術展】を日本で開催しようと、約3年前からずっと日本での営業活動を続けておりました。
この度主催新聞社が決まり、2022年の開催を目指してこれから協力頂ける美術館探しの段階となりました。

ボリショイ劇場美術館100周年記念カタログの表紙がアカウントの写真になっています

(⬆︎この写真からアカウントに飛びます)

 

展示会について、2017年にこちらの記事にもアップしています

新企画*劇場芸術の多面性を知って貰うために

ボリショイ劇場バックステージツアーを始めて8年目。もう8年!?と驚きなのですが
今までご参加下さった人たちがいたからこそ、続けることが出来たツアーです。

今まで何度ツアーをご案内してきたのかもはや数えられないのですが(ちゃんと数を把握しないとです)
一度として劇場が同じ状態だったことはありませんでした。

 

上演演目によっても舞台の様子が違いますし、
防火用のシャッターが降りていることもあったり(!)幕が閉まっていることもあれば
裏方さんたちの作業、舞台背景画が上がって舞台裏まで見えたり、
照明さんフル稼働、ダンサーやオペラ歌手たち、オーケストラのリハーサル、
ピアノでの練習やフルオーケストラ+舞台衣装つきのリハーサルなどなど・・・
指揮者の方がプリプリ怒っていたり、ダンサーが悪態をついていたり、先生の迫力にダンサーが負けていたり
面白い一面も垣間見れます。笑

特に普段着で練習をしているオペラ歌手の方達。普通の人たちなのに、いきなり歌い出すとびっくりします。

上演を待つひっそりとした劇場

劇場は生きている空間です。

そこで毎日毎日練習行われ、生の舞台が上演されていて
沢山の人たちの手がかかり思いが込められています。

 

そういった伝統を守っている劇場という空間がどんなところか、肌で感じてもらえたらと思って始めたツアー。
そしてロシアを訪れる人たちだけでなく、日本でより多くの人たちに、劇場を作る多面的な要素に触れてもらう
機会を作れたら、という思いがあふれてきました。

ボリショイ劇場美術館館長さんに直接提案して快諾して貰えて、委任状と開催全権を頂いて
日本であちこち動きまくっていましたが、快諾してくれたのは、日本人のツアー参加者の方達のお陰様です。
熱心に話を聞いてくれるしマナーをちゃんと守ってくれると
(当たり前のことなのですがそうもいかない人たちもいます…)劇場でとても評判が良いんです。

 

途中、中々進まずめげそうにもなっていましたが、せっかくボリショイ劇場がくれたチャンス、
ここで潰してなるものかと、諦めずにここまでやってきました。

 

バレエを習っている子供達や親御さんたちにこそ、今一生懸命頑張っているバレエが
何回回れるかとか痩せているとか、足がどれだけ高く上がるかやジャンプを競うものではなく
物語、踊りやマイムの意味、作曲家の意図、時代背景、衣装やデザインとの調和といった
単純に技術だけではない「バレエ」の奥行きを知ってもらうきっかけになったらと思います。
先生方からも是非、子供達に伝えてもらいたいです。

そして芸術が好きな人、観劇やコンサート通いが趣味の人、ロシアの作曲家や文学が好きな人、
デザインやアートに関わっている人、ロシアという国そのものに興味がある人

少しでも引っかかる要素があったら、足を運んでみようと思って貰えるような展示会を実現したいと思います。

劇場はダンサーやオペラ歌手たちだけのものではありません。
お客さんの目で育っている文化です。

これから展示会開催に向けて、ボリショイ劇場美術館員の方たちとのやり取りや、劇場の様子など
instagramのアカウントから公開していこうと思います。
是非こちらフォロー下さい。

https://www.instagram.com/mavita_bolshoi

名前:The Art of the Bolshoii Theatre
ユーザーネーム:mavita_boishoi

大きなオーケストラピット。毎日ここで音楽が響いています

またこのブログでも随時進捗状況をアップしていきますので覗いてみてください。

どうぞ宜しくお願い致します。

最新情報をチェックしよう!
>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

CTR IMG