Monthly Archive: 1月 2019

『服の色で、損する人、飛躍する人』刊行のお知らせ

カラーコンサルティングをされているT`s colorの後藤妙子さんがこの度本を出されます!

アマゾン詳細

著者について

後藤妙子
色と服で心を着替えさせるマインドリノベーター

大手ファッションブランドの第一線で、全国一位の実績を上げていた販売員だが、今までの常識としていた一般論としての「似合う色」というのが、間違いであるという事実に思い至る。
その後、色彩学、さらには心理学を学び、服の色が心の土台を形成しているという独自の理論を構築した。
この理論をもとに好きな服の色がメンタルの強化に決定的な影響を与えるという事実を伝える。

東京商工会議所1級カラーコーディネーター(ファッション色彩)
全国心理業連合会上級プロフェッショナル心理カウンセラー、メンタルトレーナー
厚生労働省・文部科学省等の受託業務 SNSカウンセリング相談員

 

後藤さんは「色」と「心」の専門家として、2000人以上の方のセッションを行って来たカラーコンサルティングのプロフェッショナルです。

彼女のところで診断を受けた時の体験談はこちらでご紹介しました↓

カラーセッション、色ってすごい!体験談

 

「パーソナルカラー診断」という言葉は、最近ではかなり耳に馴染むようになってきていると思います。

普段私たちはその時の環境や自分の置かれている立場、また気分で洋服を選びます。ただよくありがちなのが「無難」という観点からチョイスしている色があるということ。例えば黒がその良い例。何となく・・・あると便利だし、無難に着回せるし、用途も多いし、汚れも目立たないし(これはロシアに住んでると必須事項なのですが)などなど。

しかし本当に黒って無難なのでしょうか。

注)もちろん、黒がバッチリ決まるタイプの人たち(ウィンタータイプ)もいるので、ただ黒が悪いわけではなく、全体的に広がっている意識としてということです。

世の中はいろーんな色で溢れています

昔、私はとても大切な人を亡くした時に黒ばかり着ていた時期がありました。どうしても他の色が着られなかったというか、無意識で選んでいたと思います。体調もどんどん悪くなったしほとんど寝れないような日々を過ごしていたのですが、その時期に会った友人に「今は黒を着るべき時じゃない。なんか今そうじゃない方が良い気がする」と言われ、自分が毎日全身真っ黒で装備していることに気がつきました。
喪に服す時期もありますが、友人からすると負のオーラが出すぎていて重たいと感じたようです。
その後意識的に黒を避け、なるべく違う色を着るようにしていましたが、どうしても黒に引っ張られる自分がいたのを覚えています。(その後私は救急車で運ばれるほど体調を崩しました)

このようにその時の気分や状態で洋服の色をチョイスすることって普通にあることです。上記の例は思考が無意識に色を選ぶあまり良くない状態ですが、そういう状態が続くと、結果、どうしても気が滅入り落ち込む一方になります。

 

そして近年では、モスクワの長い冬は気温の上下で雪が溶けて道路がドロドロになったり、乾燥からホコリや道路の粉塵で空気が悪いので汚れやすい、また水の質もあまり良くないので洗濯する度に洋服が色あせていく、という色んな事情が重なり、結局汚れが目立たないかなという観点で黒い服を選びがちにもなっていました。

冬、長いですからね・・・レーニンさんも雪化粧

 

そんな時にふとやっぱり後藤さんに会ってみたい!と思い、友人に頼んで紹介してもらったのが2年前。
*この経緯は上にもある“カラーセッション、色ってすごい!体験談”をご参考下さい。

 

住環境や思考回路の影響で、似合わない色を選び続け、何となくの違和感を引きずるループにはまり
結局自分自信を苦しめたり、どこか不自由さを感じさせることがあります。
それが洋服の色にある、ということにはなかなか気がつけないのですが。

 

この「無難」という概念をひっくり返してくれたのが、後藤さん。

 

私の診断結果はオータムでした。秋の山や落ち葉、神社仏閣の厳かな感じ、朽ちていくような深く濁りある色。そういった秋を連想させるような渋みのある色が私には似合うのだと言われ、昔母親が自分に選んでいた洋服はそういう渋い色が多かったし自分も好きだったことも思い出しました。
母親の好みだったのもありますが、単純に私にも似合っていたんでしょうね。とてもシンプルです。

似合う色たち

ただ、カラー診断と聞くと「好きな色が着れなくなるのでは」と制限がかかると考えてしまう人も多いのではないかと思います。例えば、赤を着てはいけない、とか青は禁止!という風に。
しかしそうではなく、赤の中でも黄色ベースの色や、青でも赤みがかっている青だと大丈夫とか、4タイプ(春・夏・秋・冬)によって似合う色みがあるというのが分かります。

ただ、その結果に縛られるのではなく、似合う色が分かると洋服選びの目安が出来る、という感じ。

つまり

=楽チンになる。

私は後藤さんのセッションを受けることで、「肌やその人の気質を読み解き、本当に似合う色を選ぶことで人生が好転し生きやすくなる」というのを体感させて貰いました。

それってつまり

=自由になる

ということなんですよね。

 

世間体、情報の多さ、めまぐるしいスピード感の中、無意識に自分にかけている制限
時間もどんどん流れていくし毎日やることも沢山あると、自分を見失いがちになります。
自分の体と心が剥離しやすい世の中なのかなと思います。どこかふわふわしてしまうというか。
だからヨガとか内観とかカラダへのアプローチとか、そういうことが大事なんだって意識も芽生えますし。

 

私たちは洋服を着ないと生活できません。その一番ベーシックな部分を
自分に「近く」自分「らしいもの」にする
という作業を、実は見落としがちだったりします。

 

自分に似合う色が知りたい方、もっと自分を知りたい方。また何となく自分に違和感を抱えていたり、脱皮願望(!)があったり、動き出したいと思っている方にも。
このカラーセッションは背中を押してくれるきっかけになると思います。

興味のある方は是非、この本を手にとってみてください。私もとても楽しみです♬

*****
1月29日刊行。30日より店頭でも発売開始。
アマゾンで予約出来ます↓
http://www.amazon.co.jp/dp/443425619X

このパール、似合うー?

 

 

ボリショイ劇場美術館100周年記念展 

2018年の12月19日から、ボリショイ劇場の近くにあるノーヴィー・マネージというところで

ボリショイ劇場美術館100周年記念展 が開催中です。

 

1918年から2018年の100年間の劇場そして舞台の歴史と、その間に上演されたもの、未上演に終わった幻の作品などを含め 貴重な資料がこれでもか!と展示されています。

 

リムスキー=コルサコフのオペラ「金鶏」コーナー

⬆︎このデッサン画の衣装はどーこだ⬆︎

上の衣装が勢ぞろいすると、舞台全体はこんな感じ

このデザインはマリア・アレクセーヴナ・サコーロワ(関連記事/ロシア語のみ)のもの。彼女はアニメーション・スタジオ「ソユーズムルトフィルム」で経験を積んでいたようです。

ウラジーミル・ダニレヴィチ-①やイヴァン・イワーノフ・ワノ-②、また日本でも人気のある『霧の中のハリネズミ』ユーリー・ノルシュテイン-③のもとで仕事をしていた模様。彼女の独特の世界観はアニメーションの世界から来ているのかと納得です。

夫のヴァレーリー・レヴェンターリと夫婦共々舞台装飾のデザイナーで、レヴェンターリはマヤ・プリセツカヤの舞台「カモメ」などの舞台デザインも担当しています。彼もボリショイだけでなく、スタニスラフスキー=ネメローヴィチ・ダンチェンコ劇場やモスクワ芸術座にも関わっています。

 

*上に出てきたソ連アニメ界の巨匠たち と、作品をピックアップ

①ウラジーミル・ダニレヴィチ Владимир Данилевич

https://www.ivi.ru/watch/67469

 

②イヴァン・イワーノフ・ワノИван Иванов-Вано

https://www.culture.ru/movies/436/konek-gorbunok

 

③ユーリー・ノルシュテインの関連記事はこちら→「霧の中のハリネズミ」はどうできたかスプートニクより

 

舞台背景画や衣装、舞台美術のデザインをしている芸術家は、日本ではそこまで知られていない人たちが多いのですが、ロシアでは名前が出ると「あぁ、あの人ね」とか「〇〇の△△にも関係してた人よね」とかそういうコメントをちらほら聞きます。

例えばフョードル・フェドロフスキーというボリショイ劇場の美術担当(1927-53)そして舞台監督、劇場沿革で要になっている人物は、劇場の舞台だけでなくクレムリンの赤い星のデザインをしており、

これですね (wikipediaより写真引用)

ソ連を代表する芸術家です。もちろん彼の作品もこの展示会であちこちで見ることが出来ます。

 

中々日本では馴染みのない名前ですが上記のようなサコーロワのように、名高いソビエトアニメのスタジオで鍛えられていたような、多岐にわたる分野で実力を積み上げた芸術家たちが劇場を支えてきていたんですね。

また彼らも劇場で育てられてきたとも言えます。

バレエ「チッポリーノ」のコーナー

子供向け作品だとやはり色が鮮やかです

「くるみ割り人形」のコーナー

バレエ「せむしの仔馬」のデッサン画

実物はこれ。結構シュール・・・

登場人物達はかなりカラフル。原作は童話ですし子供の目を引くような色使い

キャラクターが中々濃いです

 

もちろんクラシカルな作品の衣装や写真も。

 

真ん中は100年以上前に作られた「ドン・キホーテ」の衣装。ドム・ナショーキナの展示会(2013年)以来久々の再会!

オペラの衣装から

靴と被り物コレクション

舞台メイクの下絵とメイクさんの様子や

大道具さんたちのアトリエの様子など

バレエ「ライモンダ」の衣装。うっとりするくらい上品な色彩。そして昔のクラシック・チュチュのチュールの質感の違いも感じます。写真では伝わりにくいですが・・・。ヴィルサラーゼの世界観を垣間見れます。

120点の衣装とデッサン画やポスター計450点ほどの出品です。映像もありかなり見ごたえたっぷりな展示になっています。ちょっと多すぎて途中でぼーっとしてしまいましたが。。笑

 

この美術館の人たちと関わるようになって早7年。
ダンサーたちとは違った意味での劇場愛。 彼女たちは舞台美術や伝統を守る役割に誇りを持っています。
整理・保管・管理しながら、さらにパフォーマンスとしてだけではない舞台芸術の側面を知る機会を作っていこうと、バックステージツアーをはじめこういった美術展を国内外で開催し、子供達へのマスタークラスやイベントなど様々な活動を行なっています。
一言で保管と言っても、衣装は1着とは言え上着・下・タイツ・帽子・髪飾り・マスク小物等備品も多く、全部で1セットというものが多いのでバラバラにならないようには勿論、刺繍部分など装飾を良い状態に保つことや、保管状態によって色味が変化することを防がないといけません。ただでさえ既に何度も舞台の上で使われて劣化してしまっているものが多いですし、古い衣装の扱いは中々気を遣います。

彼女達の仕事を含め、この日本で公開したことがない美術作品たち。やっぱり日本で紹介するぞと改めて思いました。

 

舞台ってダンサー達だけで成り立たず、場所が全てを育てるのだということを改めて実感です。そしてそれを保管し次世代に繋げることで、また新しいインスピレーションを与えることだってあります。

ロシアらしい色彩、アヴァンギャルドの挑戦、昔のお針子さん達の色重ねのセンス、魅せ方のヒント、などなど

温故知新というか、昔のものからも新しい何かを感じ取り学ぶことって沢山あります。

 

 

身体から身体へしか継承できない形のないバレエやオペラは、劇場という箱の中で様々な分野のエキスパート達によって守られ化学反応を起こして開花していきます。

全て人ありき ・・・それってどんな環境もそうですよね。

こうやって脈々と繋がっていくのだと思います。

 

 

舞台を作る要素の、万華鏡のかけらたちに出会える機会です。
2019年2月10日まで開催。是非足を運んでみてください。

 

*こちらノーヴィー・マネージ/Новый манеж詳細*

  • アドレス: Георгиевский пер., 3/3, Москва
  • 最寄駅: Охотный Ряд, Театральная, Площадь Революции
  • 電話: +7 495 692‑44-59, +7 495 645‑92-77
  • 営業時間: 火-日 12:00–21:00(月曜休館)

Выставка «Музей и Театр. 100 лет вместе (1918-2018)»

横に長い建物です