YEAR

2017年

夫婦のかたち。人と人の間で生きるということ

小林麻央さんについては、今日本のメディアで報道されています。 盛んに言われている悲しみの言葉ですが、 私は麻央さんはとても幸せな人生を歩まれたのではないかと感じています。 勿論、幼いお子さんを2人残して旅立たれること悔しくて悔しくてしょうがないことだと思います。 しかし、自分を生かした職業に就き、そこで心から愛せる男性と巡り合えて、彼を支えて、かけがえのない子宝にも恵まれて。 愛の言葉を残して旅立 […]

なぜこんなに面倒・ロシアの滞在登録手続き

先日第13回モスクワ国際バレエコンクールが開催されました。 結果は日本のニュースにも出ていましたが現在カザンの劇場に所属している日本人2名と、今年ボリショイバレエ学校を卒業した千野真沙美さんの息子さん、マルク君がそれぞれ受賞しました。コンクールは通過地点であり現在の彼らの技術を披露する場なので、これからの彼らのダンサーとしての活動の方がメインになってきます。楽しみですね♪ http://www3. […]

ボリショイ日本公演に思うダンサーのキャリアについて

6月1日からボリショイバレエの日本公演が始まりました。まずは広島から、 そして本日4日からは東京文化会館で「ジゼル」と「白鳥の湖」が連日上演されます。 先日早稲田大学の方でまたバーチャル・バックステージツアーの講義をさせて頂く機会がありました。その時にダンサーについても色々調べていたのですが、今回の来日公演にあたってのダンサーたちへのインタビューや他の劇場内部の人たの話によると、どうやら2016年 […]

カラーセッション、色ってすごい!体験談

雪やみぞれが続いた5月前半とは打って変わり、モスクワも一斉に緑が芽吹く良い気候になりました。 今日は3月に受けたカラーセッションについてです。 バックステージツアーをはじめ4月に頂いた講演の機会など、人前に出ることが増えたので自分に似合う洋服等客観的なアドバイスがほしいなーと考えていたのですが、その思いが叶いました。 怒涛の日々が続いた2−3月の間、一時帰国の合間を縫ってカラーコンサルティングをさ […]

バーチャル・バックステージツアー@朝日新聞社

先日アップした怒濤の日々の合間に2回一時帰国していたのですが、2回目の先月4月は朝日新聞社で「バーチャルバックステージツアー」なる講演会をさせて頂きました。 今年は1957年のボリショイ劇場初来日公演から丁度60周年記念の年になります。6月に来日公演を控えており、そのプレイベントとして早稲田大学バレエ史研究家の川島京子先生とご一緒させて頂きました。 以前、同志社大学の学生さんのゼミで講演をしたこと […]

怒涛の日々② ロシアらしさ満載の珍事

やっと少し落ち着いたのでここに綴れるのですが、2月末から本当に色々なことがありました。 一番の変化は引っ越しです。そこに至るのに、ある事件(?)が私を襲いました。 今回はちょっと長くなります。 以前のアパートにはモスクワに戻った2011年から住んでおり、去年向かい側の広い方(2K)に引っ越すという移動はありましたがずっと同じ場所でした。 そして以前住んでいた小さい方(1K)の部屋は大家さんが売りに […]

怒濤の日々①

久しぶりのブログ更新になります。 実は最近色んな事が立て続けに起こり、怒濤の日々を過ごしていました。 隣人トラブルや人生初消防隊を呼んだり、本当にいつどこで何が起こるか分からないなーと改めて思いました。(この話はまた改めてここに綴ります) はじめて、海外で暮らすのって大変だと実感したような気がします。 良く「海外って怖い」とか「たいへんでしょ」とか言われてきましたが、実際普段から気を付ける癖がつい […]

新企画*劇場芸術の多面性を知って貰うために

ボリショイ劇場のバックステージツアーの案内を始めて、丁度5年が経とうとしています。 このツアーはロシアの劇場芸術の伝統を知って貰うことは勿論、舞台って何だか良く分からないという方に、 「バレエ=女性だけのものという思い込みに気付いて貰う」 「観劇に対するハードルを下げる」 「バレエや舞台に対する偏見を少しでも払拭する」 ということが最大の目的です。 しかしロシアにいらっしゃる日本人の数はそこまで多 […]

ベートーヴェンのピアノコンサート@モスクワ音楽院

先日カワイピアノの方からお声掛け頂き、モスクワ音楽院教授パーヴェル・ネルセシアン(1964年ー)によるピアノリサイタルに行ってきました。 彼はドレンスキー教授の下で研鑽を積み、現在は世界各国でコンサートやマスタークラスも開催しているそう。ルガンスキーやマツーエフもこのドレンスキー教授の門下生だったのですね。音楽関係に関しては詳しくないので、色々繋がってくると面白いです。 プログラムはベートヴェンの […]

極寒クリスマスとくるみ割り人形

極寒クリスマス(1/7)となったモスクワ。 マイナス30度近くなると、外に出た瞬間目がパリっという感覚を覚えます。眼球が凍ると知人が言っていました。笑 確かにそういう感覚です。 そして鼻の中が一瞬で凍り、ちくちくします。 頬もぴりぴりしてくるので、出掛ける前にはクリームやワセリンなどを塗っておく方が安心。 そんな中、 モスクワ国立クラシックバレエカサートキナ&ワシリョーフの『くるみ割り人形 […]

>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

CTR IMG