コロナウィルスの影響で、3月17日から4月10日までの公演及びイベント等も全て中止になったため、

ボリショイ劇場のバックステージツアーもご案内出来なくなってしまいました。

この時期ご注文頂いていた皆様、本当に申し訳ございません。とても残念です。

それでもライトアップはされるのだ

 

5月1日まで全ての外国人(例外もありますが)のロシア国内への入国も出来なくなり、

一時帰国中でロシアに戻れなくなっている方や、会社の方針で一旦日本へ緊急帰国する方など

先週は周りがざわつきました。

 

しかし案外、ロシア人は冷静です。

思うに、90年代の物がない時代、国が崩壊、銀行も軒並み潰れたり、ものすごくタフな時代を生きたソ連人の方々

その時期に幼少期を過ごした30代・40代も健在。

20代はソ連を知らない子たちなのでやはり全然感覚は違うとは言え、親や周りの大人を見て育っているので案外動じていないようにも思います。

 

危機に対して免疫がある、というのは本当に強いなと感じます。

自家製の酢漬けを作る時だ!と張り切るおばちゃんおばあちゃん

いつもはパン1本抱えているだけのおじいちゃんも、さすがに袋に詰まった食料品を運んでます。

保存の効く蕎麦の実となぜか砂糖を大量買い。あとパスタやお米も売れています。

 

 

ちなみに
スーパーのカートに「蕎麦の実、砂糖、トイレットペーパー」がセットになって既に用意されているお店がある
という噂も耳にしました。コロナセットとでも言うのでしょうか。笑
(実際見てないので本当かどうかは不明ですが・・・)

 

一瞬スーパーからトイレットペーパーが消えた店舗もありましたが、すぐに補充されていますし

物資にはあまり困っていないです。マスクは中国からの輸入されなくなって早い段階から不足していましたが。

それでも街中のマスク率は50%以下のようにも思います。

ガラガラなメトロ

 

テレワークが導入され、モスクワ市からも不要にうろうろしないようにという御触れもありますが

なんとなく皆が自主的に自粛モードになっているなと感じます。

そしてどこか「なんとかなるさ」という雰囲気。

危機に強い人たちだと、改めて思います。

 

メトロのエスカレーターもご覧の通り

 

今後どうなるか、様子を見るしかないなという感じですね。

皆様お気をつけてお過ごしください。

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>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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