NO IMAGE

連日マイナス10度超えのすっかりモスクワの冬らしい寒さになりました☃️

寒い中、イルミネーションの設置作業をしてました。現在キッラキラです。。

年末年始は各劇場で『くるみ割り人形』の上演があります。チャイコフスキーの音楽は日本人の耳に良く馴染んでいますし、ファンタジー溢れる物語と舞台美術、そしてダンサーたちの踊りのコラボは必見。是非このさむーい時期に楽しんで貰いたい作品です。

 

さて、今回は子供向け演目をいくつかピックアップしてみます。

 

オペラ『История Кая и Герды 』
The Story of Kai and Gerda 「カイとゲルダの物語」原作はアンデルセンの童話「雪の女王」

ボリショイ劇場の新館で主に年末年始に上演があります。
12月29日から1月7日まで。https://www.bolshoi.ru/en/timetable/

 

ボリショイ劇場の地下にあるベートーベンホールで上演のある
『Байки о Лисе, Утенке и Балде』
The Fables of the Vixen, the Duckling and Balda
はプロコフィエフの「醜いアヒルの子」をベースにストラヴィンスキーや現代作曲家の音楽も織り交ぜられた人形劇の要素もあるオリジナリティ溢れる作品。舞台装置もユニークです。*近日の上演予定はありません。

 

バレエですと、

スタニスラフスキー&ネメローヴィチ=ダンチェンコ劇場の『Снегурочка』雪娘
2019年1月6日に上演予定。https://stanmus.com/performance/31/2019-01-06-12

 

クレムリン大会宮殿で40年ぶりに再演された『チッポリーノ』

元々「チッポリーノの冒険」原作はイタリア人作家のジャンニ・ロダーリ
再演を記念してピックアップされたニュース映像はこちら
2019年2月3日に上演予定。https://kremlinpalace.org/events/chipollino-spektakl-teatra-kremlevskiy-balet

 

この作品はサッツこども劇場でもレパートリーにあります。→こちら

この劇場は上演される演目は基本的に全てこど向けになっており、0歳から入場可能な作品もあります。「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などの古典作品をはじめ「МОЙДОДЫР」モイドディール「теремок」テレモーク「СНЕЖНАЯ КОРОЛЕВА」スネージナヤ・カラレーヴァ/雪の女王などのロシアらしい作品も上演されています。

 

各劇場のポスターに書かれている+6や+12などの数字は、演目の内容や上演時間の長さなどを考慮しての鑑賞対象年齢の目安です。騒がないから良いということではなく、基本的な劇場マナーをはじめ周りの他の観客たちへの配慮、また子供が飽きてしまうことも見越しての目安年齢となっています。

もちろん、必ずしもその年齢以上でなくてはいけないということはありませんが、入場の際に年齢を聞かれることもありますのでご注意下さい。

室内は快適で過ごしやすいロシアの冬。劇場やコンサートホールも親子で楽しんで下さい♬

***

モスクワ市内にある主な劇場のURLをまとめたものです。ご参考下さい↓

劇場情報

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

CTR IMG