昨日は中秋の名月でしたね🌝🌾

SNSなどで皆さんがアップしている写真、どれも魅せられました😻

 

秋が深まるモスクワは、すっかり気温が下がり冬支度です。

 

 

さて、今日は新しいコンテンツのご紹介です。

 

バレエの講習会やサマーセミナーなどでは、当たり前ですが実技がメインで、

バレエを習っている子供たちにとって、そういった集中講座みたいなものは上達のきっかけになるし、いつもと違う先生に見てもらうと新しい発見もあります。

そして、身体の正しい基礎知識を身につける解剖学講座が増えていることはとても有意義だと感じています。

 

ただそこに、バレエの「座学」ってあまり見かけません。

 

自分自身の過去を振り返っても、ボリショイ・バレエ学校在学中にバレエ史や音楽史などの授業はありましたが、日本では個人で本を読んだり先生の話を聞く以外、しっかりと勉強することは案外ありませんでした。

 

勿論、「上手に踊れるようになりたい」一心の子供たちにとっては、机に座るお勉強は学校でするもので、バレエのレッスンはお稽古場で常に実技というのは当たり前の話ではあります。

 

ただ、ダンサーは、踊れるだけではダメなのです。

 

役の解釈、時代背景の理解、そして哲学的な作品への挑戦は、振り付けを覚えることだけではなく表現に昇華させなくてはならないこと。

とにかく課題だらけなんですね。

 

毎日の鍛錬で身体に刷り込んでいく基礎動作以外にも、美術館に行ったり本を読んだり、新しいものに関心を向けて、自分の内面も鍛えていくことが求められます。

 

そして、

プロのダンサーになることだけが、バレエを習うことではありません。

身体も感性も育む要素が盛り込まれているバレエは、芸術全般を網羅しており、知ってると人生がより豊かになるエッセンスでいっぱいです。

 

そんな知識や感性を育てる機会を、実技以外でも作っていけたら良いなとずっと考えていました。

 

ロシアで生活しながらボリショイ劇場を案内して、お客さんでもダンサーでもない立場、一人の日本人として生の劇場の「今」に触れ続けて感じてきたことがあります。

 

その空気感も併せて発信出来たらと思い、オリジナルのバレエ講義を作りました。

 

6月頃から子供向けに発信を開始し、先日、モスクワ・ジャパンクラブでもバレエ講義のウェビナーをする機会を得られ一般向けにも発信させて頂きましたが、基本的なバレエの知識を得る機会も、なかなかないのだなぁと改めて感じました。

 

バレエの歴史を紐解くと、世界の歴史が絡んでいますし、何より美術史や芸術の傾向と切っても切り離せません。

その辺りを織り交ぜながらバレエの歴史をおさらいし、ロシアの今を感じて頂けたらと思います。

 

スタジオの先生方、また教育機関の関係者の皆様に「舞台芸術とは?」を知る一つの材料としてご利用頂けたらと思います。

是非、子供達や親子で参加出来るバレエの勉強会の時間を作ってみられませんか。

 

詳細はこちらです。クリック下さい⬇︎

 

また近日中に講座を企画しますので、ご興味のある方は是非ご参加頂ければ嬉しいです。

 

コロナでお家にいることが増えているとは思いますが、実りの・芸術の秋です。

自宅で楽しめる機会をご提案したいと思います😺

 

 

お問い合わせはこちらから⬇︎もしくはmavita.moeha.yamamoto@gmail.comへ直接ご連絡下さい。

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>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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