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年末年始になると各劇場で『くるみ割り人形』が盛んに上演されます。
皆とりつかれた様に(!?)くるみ割り人形を観に行きます。

モスクワクラシックバレエ団@ノーバヤ・オペラ
モスクワクラシックバレエ団@ノーバヤ・オペラ

しかし、その気持ちも何となく分かります。

テーマはクリスマスの夜と季節感たっぷりの題材ですし、何よりチャイコフスキーの音楽は
夢の国へと誘う効果絶大。更に耳に馴染んだメロディと、くるくる回るダンサー達の
踊りにすっかり目を奪われます。

特にロシアは1月7日がクリスマスということもあり、年末から7日までがピーク。

ボリショイ劇場、ダンチェンコ劇場(スタニスラフスキー・ネメローヴィチ=ダンチェンコ劇場)
モスクワクラシックバレエ団(@ノーバヤ・オペラ/ドム・ムーズィキ)など
主な劇場ではピークがやっと過ぎ、ダンサー達はほっと一息のところでしょう。
きっと皆1年分のくるみの音楽を聴いたでしょうし、暫く頭から離れなくて大変だと思います。笑

ダンチェンコ劇場 最後のカーテンコール
ダンチェンコ劇場*最後のカーテンコール

年末にノーバヤ・オペラで2014年から上演されているオペラの『くるみ割り人形』を
観に行ってきました。

ちょっとぼやけていますが主役のマーシャ(クララ)登場人物はみな綿飴みたいな頭をしていました。
ちょっとぼやけていますが主役のマーシャ(クララ)登場人物はみな綿飴みたいな頭をしていました。ほわほわしてて可愛かったです

2015年はチャイコフスキー生誕175周年だったので、あちこちの劇場で記念公演があったり
作品が作られたりしていたのですが、その一環です。

マーシャ(クララ)のお父さんとお母さん
マーシャ(クララ)のお父さんとお母さん

「愛を希望を」という歌詞が印象的ではあり、耳に馴染んでいるメロディだけあって
終わった後に思わず歌詞を口ずさんでしまいました。
ロシア語のオペラなので字幕は英語だろうと思っていたら、なんと字幕もロシア語でした!
観に行かれる方はご注意下さい。

感想はというと、
やはりオペラとして作曲された音楽ではないので、オペラにする必要はなかったのではないか??
というもの。

しかしバレエもオペラも結局は人の好み。色んな感想があって良いと思います。
音楽はやはり聴き応えがあるなぁと思いました。

12月は世界中の劇場できっとこの『くるみ割り人形』が盛んに上演されていたと思います。
風物詩とはいえ、ダンサーの皆さん、お疲れ様でした!!

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>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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