Monthly Archive: 1月 2016

谷崎潤一郎『秘密』の朗読劇

久しぶりのブログ更新です。モスクワを暫し離れ、遅ればせながらのお正月休みを日本で過ごしています。

昨日福井市美術館にて朗読劇を観てきました。

福井市美術館

福井市美術館

名古屋を拠点にし、全国で公演を行っている「劇団クセックACT」の看板俳優榊原忠美さんと、福井FM放送のアナウンサー飴田彩子さんによる“ブランノワール”の朗読です。

朗読と音楽や踊りなどとコラボする朗読劇を主催する今年9年目のグループだそうです。
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ブランノワールのサイトには
『朗読劇&音楽&照明&舞台&制作&美術のコラボレーション』とあるように
照明とシンプルな舞台設定により、朗読が引き立つ劇を展開しているんですね。

谷崎潤一郎

谷崎潤一郎

今回の題材は谷崎潤一郎の『秘密』
更にタップダンサーの浦上雄次さんとのコラボレーション。(浦上さんは北野武監督作品『座頭市』(2003年)にも出演されています)
途中、白地に赤と黒の模様の入った着物を肩からかけ風に乗せながらタップを踏んでいました。その姿は、カツンという音に合わせ空気もふるわせ、臨場感が出ていました。特に「路地で雨がざあざあ降っている」というシーンでの連続的な足を踏む音は、まるで観客もその路地に迷い込んだような錯覚を与えるのに十分な効果がありました。

谷崎潤一郎の『秘密』のあらすじはこちら

元いた環境から逃げ出したくなった「私」は、とある寺に住み着いた。夜な夜な読書したり酒を飲んだり変装したりして街に繰り出していたが、古着屋で見つけた小紋縮緬の袷をきっかけに本格的な女装をはじめる。古風なセンスとその美貌とで女性としての魅力に自信を持つようになった「私」だったが、ある日、昔関係を持っていたT女と再会する。それからお互い秘密を纏ったまま逢瀬を重ねていたが、男はその秘密が知りたくなり、ついには女の住処を突き止めてしまう。秘密を知った男はT女への興味を失くし、より色濃い、血だらけな歓楽を求めるようになる。(by Wikipedia)

谷崎潤一郎の小説はなんとなく耽美的というか、美しいものに酔いしれて痺れてしまっている?ような勝手な印象がありましたが、今回の『秘密』は正にそうですね。
福井FM放送のアナウンサー飴田彩子さんの朗読もどこかドスが効いており、妖しい謎の女のイメージがぴったりです。

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会場の様子。真ん中に大きめの舞台があり箱型の座れる黒い椅子が二つ。

会場の様子。真ん中に大きめの舞台があり箱型の座れる黒い椅子が二つ。

装飾とライトの効果も面白い

飾ってあった装飾とライトの効果も面白い

影や音を効果的に使う演出は、この『秘密』以外の作品にも見られる特徴だそう。朗読というと座って本を読むという動きの少ないイメージがありますが、効果的な照明、踊りや音楽とのコラボによって演劇でもありミュージカルの様でもある独特な世界を見せることが出来るものなんですね。
語り手の榊原忠美さんはジャン・ジオノ原作『木を植えた人』の朗読プロジェクトというのも主催しており、全国で活動されているそう。「話のどんぐりを植える」と語る彼の言葉は、ネットや情報にまみれた現代において、人の肉声で物語を展開し耳を傾けることという原点に回帰するような、人のぬくもりを伝える活動なのだなと感じました。

影絵の様な美術館。ちょっと宇宙ちっく

影絵の様な美術館。ちょっと宇宙ちっく

サイト等はこちら

劇団クセックACT 
木を植えた人のひとりごと(榊原忠美さんのブログ)
浦上雄次HP

 

お風呂とねこ

猫って水が嫌いだと言いますが、ちまたではのんびりお湯に浸かってうっとりしてたり、お湯を張った洗面器に入ってぬくぬく嬉しそうな様子の猫動画が溢れていますよね。

ふぁーにゃは水を掛けられるのは大嫌い。勿論お風呂なんてもってのほかです。
しかしお水を見ているのは好きなようで、私がお風呂に浸かっているとヘリに座ってうっとりしていますし、日中もぽたぽた垂れている水道をずっと見ていたり、洗面台やバスタブの中で寝っ転がったりちーんと座っています。

ちーん

お湯に浸かっているときにバスタブのヘリに居ると試しに足を引っ張ってみることがありますが(←これ、してみたくなる人多いと思います)もの凄い力で足を踏ん張って拒否されます。幸いにもまだ落ちたことはありません。尻尾がお湯に浸かっているときがたまにありますが、全く気がついていないようです。温かくて気持ちが良いというより、多分鈍くて気がついていないのだと踏んでいます。

私が洗面台で顔を洗っているときは横にきてのぞき込み、水の流れをじっと見たりばしゃばしゃ洗っている私の顔や耳・こめかみの辺りをくんくんしてきます。(たまに舐められます。笑)

水は嫌いだけど、好きなんですね。

これは小さい時、異様に尻尾が長かったときの写真。成長過程は本当に全身のバランスがおかしくて面白かったです

異様に尻尾が長かったときの写真。成長過程は本当に全身のバランスがおかしくて面白かったです

小さい時からお風呂上がりのバスタブに進入しては、トロンとした表情でじっとしていることが多いです。石鹸の香りが好きなのかも知れません。そこだけ乙女な猫です。

お風呂上がったあとにふぁーにゃを長いこと見かけないなと思い、もしやとお風呂を覗くと・・・番人のようにこちらを見てきました。

お風呂入るの??

お風呂また入る??

友人のお家に預けたときのエピソードですが・・・
*ロシアでは日本と違ってユニットバスが多く、バスタブのみというところが大多数です。シャワーとバスタブが別にそれぞれあるというお家もありますが、バスタブだけというところが多いと思います。

友人がお湯を止めて身体を洗っているときにバスタブの中に進入してきたようで、ごしごししてる時にふとみたらもけもけが後ろにいてびっくりしたそうです。水が出ていなかったのでもう大丈夫だと思ったのでしょう。石鹸の香りに惹かれたのかも知れませんが・・・覗き魔ですね。

先日、またいつもの様にヘリに座ってうっとりしていたので、目に付いたこちらを被せてみました。この状態で多分15分以上、ずーっと座っていましたよ。こんなふぁーにゃです。

被せても意に介せず。うっとり嬉しそう。

被せても意に介せず。うっとり