リガ・ぶらぶら街歩き/ラトビア

今回はバルト三国のラトビアについて。

バルト三国
バルト三国の位置

ちなみに日本ではバルト三国と聞いてもあまり馴染みがなく、どんな所か想像しにくいかなと思います。

ラトビアは自分自身の感想ですが、欧州とロシアと、そして北欧の雰囲気が織り混ざった独特な文化を持つ国というイメージ。パリほど洗練されておらず、ロシアみたいな派手さはなく北欧ほど物価は高くない、素朴、しかし何となくお洒落な空気が漂うところ、という感じ。エストニアのタリンともまたちょっと雰囲気が違います。

バルト三国は20世紀初頭ロシアの支配下にありましたが、1917年のロシア革命で帝政が崩壊して1918年に独立。しかしその後20世紀はナチス・ドイツやソ連からの占領・支配を受け、共産主義の元反体制と見なされるとシベリア送りにされたり、国外追放される運命を辿りました。またソ連から大量にロシア人を入植し市民レベルでもロシア化を進めたため、現在でもロシア語が通じます。

このロシア語が通じるということは、歴史的に辛い過去を背負っているからこそなのだなと改めて思いますが・・・。

第二次世界大戦後はソ連の15の共和国に組み込まれ、本当の意味で自由をえたのはソ連崩壊時の1991年です。戦争に翻弄され闘いや他国の支配を余儀なくされ、また他民族に抑圧された過去を持つ国なんですね。
しかし実際は20世紀以前の13世紀頃から、バルト三国を巡って隣国のスウェーデン、ポーランド、ドイツそしてロシアからの侵略が繰り返されており、常に隣人の支配に遭いながらも民族意識を持ち続け、独自の文化も守り続けた国でもあります。

 

何故これほど他国の支配を受けたかは、海に面していたその地形にあると思います。欧州とロシアとの文化が交差する丁度真ん中に位置するバルト三国は国交の中心となりやすく、ドイツ諸都市とタリン・リガを結んだハンザ同盟は各都市の文化や経済発展の基盤となっていたんですね。

やはり港町として栄えた街はどこか開放的でゆったりとしており、異国の文化を受け入れるおおらかさがあります。

川の向こうはグンナ・バーカーツ設計の新国立図書館
川の向こうにはグンナ・バーカーツ設計の新国立図書館

この図書館が建築されるまでの映像↓

ラトビア新国立図書館のHP吹き抜けになっていて中もユニークなデザインのようです。次回は是非訪れたいと思います。川沿いにある図書館って何だかやっぱり開放的。

 

更に国土の半分以上が手つかずの自然だそうで、古代から自然崇拝に基づくラトビア神道が浸透しているとか。日本の八百万の神を崇める感覚と似ているんだと思います。お土産+生活必需品のミトンの手袋の柄は、その自然の神様のモチーフになっています。

たまたまですが、ラトビアのニュースで日本の雑誌にミトンが特集されたというニュースを見付けました。ラトビア語でさっぱり分かりませんが、伝統的な柄が良く分かる映像です。

こちら民芸品専門店Sena Klets(セナ・クレーツ)のHPに載っていました。

 

常に他国の支配を受けながらもその雄大な自然と共に独自の文化を守り続け、自国への深い思いと人々の力が根付く国。

日本からだと直行便はありませんし中々行きにくい場所ではありますが、モスクワからだと飛行機で1時間半。ロシア旅行のついでにバルト三国へというのも良いと思います。(*ロシアから往復する場合はビザをダブルエントリーで取る必要がありますが、バルト三国からヨーロッパへ抜けて日本へ帰国する場合はシングルビザでOKです)

ちなみに寝台列車でリガ(ラトビア)/タリン(エストニア)までは16時間。ビリニュス(リトアニア)までは13時間。

いつか電車でも行ってみたいです。

リガ駅の近くの橋を走る電車。ガタンゴトン
リガ駅の近くの橋を走る電車。ガタンゴトン

 

☆おまけ☆興味がある方はRETRIPというサイトにラトビア情報がまとめて載っています。是非ご参照下さい♪

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