6月頃からオンラインでのバレエ座学を始めました。

 

日本でバレエを習い始めてロシアに留学して、劇場芸術の根付き方やバレエのあり方に衝撃を受け

帰国してリハビリをして身体を変えて、プロとして舞台に立たせてもらって。

その後大学に入って芸術全般を体系的に学ぶチャンスを得て

またロシアに戻ってボリショイ劇場と関わらせてもらって9年。

 

バックステージツアーは、観劇に対してハードルを感じている人、舞台芸術に触れる機会がなかった人に

「案外面白そう〜」とひょっこり柵を越えるきっかけになれば良いなと思い始めたものです。

 

そして改めて劇場と関わる中で、バレエを一生懸命頑張っている子供たちにも、

1つの踊りの奥に広がる世界を感じて想像して深めるきっかけを作っていきたいなとずっと考えていました。

 

「バレエは踊りだけではない」という事を、知る機会があったって良い。
むしろそれが必要だとずっと感じていました。

 

そんな思いから、舞台の多面性を垣間見れるような、舞台芸術を噛み砕いた「芸術展」を日本で開催出来ないかとボリショイ劇場へ持ちかけました。
快くOK貰ったは良いけれど何から始めて良いのか分からず、右往左往もがきながら動いて色んな人の助けを得られて、何とか主催してくれる新聞社が見つかりました。

 

またコロナで自粛になって、オンラインのレッスンに参加してくださる方々を通して自分も学び直して

バレエは自分を、そして自分の身体を知るための媒体なんだなって改めて気づきました。

 

どんな人にも通じる、心地良い身体に気付き直すストレッチ「踊れる身体づくりの基本」を

改めて自分の中にインストール出来たように感じています。

 

そして、【ボリショイ劇場芸術展】が決まったら発信しようと考えていた、バレエのオンライン座学も構築し始めています。

 

芸術は結局好みです。

けれど知らないより知っていた方が、自分が豊かになる

 

そんなものだと思っています。

 

子供も大人も、いつでも何か新しいことを知るってワクワクするし
視界が広がると、自分が楽しいですよね。

 

 

明日はモスクワ・ジャパンクラブで講義をさせて頂きます。

バレエの歴史と、日本とロシアの比較や作品にも触れていきますよ〜

 

少しでも「へぇ〜」という機会になりますように。濃い1時間になるよう備えます💪

今日は重陽の節句/菊の節句のようですね。菊の大輪とふぁーさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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