2016年が明けました。
日本のお正月の空気は、なんとなくすっきりきりっとしている気がします。大掃除を経て清々しく綺麗になった家々の醸し出す雰囲気と、新しい年だよーという全体の空気からでしょうか。
モスクワの1月1日はとても静かです。住宅街では外を走る車も少なく、歩いている人も殆どいません。
皆大晦日の夜は朝まで飲んで食べて盛大に満喫して、すっかり疲れて眠りこけていると言われています。毎年恒例、23:55分から0:00までの間の大統領のご挨拶。そして0:00丁度に流れる国歌と映し出されるクレムリンの光景。
ロシアの人々はこの儀式のような年末最後の時間をテレビやモニターの前で見守り新年を迎える人が多いと思います。日本でも紅白歌合戦→行く年来る年、ゴーンという音で年明けを感じる人も多いのではないでしょうか。
ロシアは1月7日がクリスマスです。ロシア正教がユリウス暦を利用しているその名残です。ですので年末年始のお休みはいつも1月7日までは絶対にあります。
今年は9・10が土日ということもあり、ロシア全体で仕事始めは1月11日からになっています。長いお休みって良いですよね。しかしその代わり?31日まで皆お仕事でした。(一部企業によっては異なりますが)お休みは親戚と集まったり海外旅行をしたり、家族で新年のイベントに出掛けたり、劇場に行ったり友人とおしゃべりしたり。のんびり楽しみます。
モスクワの12月は雪ではなく雨の日が多く、例年にないほど気温が高くて+7度まで上がることもあり、異常気象だと皆が口々に行っていました。しかし、やっと年末に一気に気温が下がり、連日−10度を超えるようになりました。気温が低い日は空がすっきり青く晴れるので、とても気持ちが良いです。
元日の今日も晴れました。現在外の気温は−15度。さらりとした雪も積もっています。
こちら首がぱかっと開いて、中に10匹の子猫/ひよこが収まるようになっています。数を遊びながら覚えられるおもちゃ。
ロシアにはマトリョーシカをはじめ、このような素朴な木のおもちゃが沢山あります。贈り物やお子さんへのプレゼントにも結構喜ばれますよ。これからも色々ご紹介していきたいと思います。
世界は不穏なニュースで溢れていますが、目の前の小さな幸せを大事にしていきたいです。
毎日を大切に積み重ね、素敵な1年をお過ごし下さい。
では、2016年もどうぞ宜しくお願い致します。