新コーナー:ツンデレふぁーにゃの作品紹介『くるみ割り人形』編

どうも。ふぁーにゃです

 

基本的に自分以外にはあまり興味のない猫のふぁーにゃ(ブリテッシュ・ブルー)と共に作品紹介をするコーナーです。

このブログに時々登場していたのが麗しの姫がアタクシ

 

姫にこの度登場して頂きました。

 

はじめましてじゃないけど、はじめまして

 

主なバレエ作品の解説・見所をご紹介。猫目線の気まぐれで知ったかぶりのツッコミが入ります。

 

作品見る前に参考にすると倍楽しめるというオイシイコーナーにする予定です。

さて、世界中がコロナ一色ですが・・・

自粛生活の中、明日4月10日にボリショイ劇場のサービスでyoutubeで『くるみ割り人形』が放送されます。

放送後24時間以内であればいつでもyoutubeで見らます。日本時間なら4月11日の夜中まで。

 

ごろ寝しながら観れるのね。ふふふ

 

そこで、今日はこの『くるみ割り人形』の解説を。観る前に流し読みしてもらうと、なんとなく分かりやすく物語の展開を目で追えるのではないかと思います。

 

『くるみ割り人形』は言わずと知れた、チャイコフスキーの3大バレエ作品の1つ。

全幕のあちこちの音楽が、実は聞いたことある!と言う、日本人にも馴染みまくりの音楽です。

 

CMでもおなじみとか。日本行ったことないから知らないけど

 

原作はドイツの作家ホフマン。『砂男』などちょっとおどろおどろしい作品で知られていますが

彼の『くるみ割り人形とネズミの王様』が原作です。

 

チャイコフスキーはデュマのフランス語バージョンを参考にしたんだとか

 

 

ざっくりとしたあらすじは・・・

 

クリスマス・イヴの夜、ドイツのシュタールバウム家で家族や友人を招いたパーティーが開催され

そこに伯父であるドロッセルマイヤーが子供たちのために色んなプレゼントを持ってやってくる。

彼は魔法を使える不思議な存在で、子供達にマジックを披露したりして楽しませるエンターテイナー

主人公の女の子マーシャはくるみ割り人形を貰うのですが、しかしいたずらっ子の兄に壊されてしまいます。

壊れた人形が気になったマーシャは、皆が寝静まった夜中にこっそり様子を見に、ツリーのある居間に降りてきます。

そこで12時の鐘が。

ツリーが巨大化し出したと思ったら、そこにネズミの大群が現れおもちゃの兵隊人形との戦いが始まり、ボス的存在のネズミの王様も現れます。

ここが女王の場合もあるんだよな。こわ。私の方が女王だけど

だって女王って顔何個もあるイメージだから・・・☝️これみたいに

 

*余談ですがこのネズミの女王の抜粋はこちらのソ連時代のアニメ。ふぁーにゃ一緒に見たから覚えていたよう。

 

兵隊を率いるくるみ割り人形と、ネズミの大群を率いるネズミの王様の戦い

ハラハラしっぱなしのマーシャ。しかしくるみ割り人形とネズミの王様の一騎打ちに見かねてスリッパを投げつけくるみ割り人形を危機から救います。

アタクシ、ネズミの大群とか無理だわー

 

そこでくるみ割り人形が王子様に大変身。

助けてくれたお礼にと、おとぎの国にご招待。

「お菓子の国」とも言われてるとこね。おいしいやつ

 

その道中、雪ん子の精たちの歓迎に遭いながら、たどり着いたおとぎの国で、各国(各お菓子)の踊りを披露され、最後に自分が王子と一緒に踊り、夢のような時間を過ごす。

そこで目を覚ますマーシャ。

素敵な夢をくれたくるみ割り人形を抱きしめ、クリスマスの魔法の夜に思いを馳せる

 

・・・と大まかに言うとこのようなファンタジーなのですが。

 

初演は1892年のマリンスキー劇場。
1890年に『眠れる森の美女』で成功を収めたので、続けてチャイコフスキーの音楽とプティパとイワーノフの演出で新たに作られた作品。

 

初演はそんなに大した評判じゃなかったとか。ふふ

 

 

しかしこの作品、大まかなストーリーは大体同じなのですが、演出家によって様々な違いがあります。
各国の劇場のレパートリーには入っているので、同じ作品で見比べてみると面白いですよ。

 

最大の違いはなんといっても主役の名前。

クララ・マーシャ・マリー などなど、演出によって異なっています。

 

ロシアの定番は1934年のワイノーネン版、そして主役はロシア人名らしくマーシャ。

 

そして名前だけでなくもう一つ大きな違いが出るのが、2幕。

この2幕はおとぎの国なのですが上記ふぁーにゃのつぶやきのように「お菓子の国」とも言われており

以下の踊りが披露されます。

 

スペイン = チョコレート

アラビア = コーヒー

ロシア = トレパック(大麦糖のお菓子)

フランス = 葦笛(フランスの地方の伝統菓子)

フルートが耳に残るこの曲。某携帯会社のな!

 

ジゴーニュおばさんと道化たち(ジンジャーおばさんと子供たち)

花のワルツ

金平糖の踊り(ドラジュというフランのお菓子)

日本では馴染みないから金平糖にしたと言う話。和風ね。転がしたい

 

このトリを飾る金平糖の精が出てくるのですが

王子と金平糖の踊りをロシアではマーシャが大人になる設定で踊ります。つまり子供と大人も一人二役

なので小柄なダンサーが選ばれることが多いのは事実です。

 

余談ですが現在のボリショイ劇場の名プリマ、ザハロワのような長身のダンサーは、イワーノフ版のようなクララと金平糖の精が踊り分けされるバージョンだと踊る可能性があるのですが、ボリショイ劇場のグリゴローヴィチ版(1966年)の一人二役では踊ることはないのだなと。(彼はプティパの振付けのものも大元として使っています)

 

ちなみにプティパはこの作品成功しなさそうって思ってイワーノフに振り付け全部押し付けたらしい。楽したいの分かるわー

 

パリ・オペラ座のヌルエフ版(1963年)は1892年の初演版とワイノーネン版を元にホフマンの原作を意識した感じで怪奇的な味付けをしたり、
イワーノフ版の子供と大人が踊り分けるバージョンを元に1954年にバランシンがアメリマン・バレエシアターで振り付けしたりなどなど、各国で色んなバリエーションがあります。

しかし大筋は上記のようなストーリー。

 

 

日本のバレエ・スタジオでの発表会ではお菓子の名前で紹介されることが多いですね。

 

個人的にあんこが好き

 

・・・とにかく、音楽はCMやBGMとしても勝手に耳に馴染んでいて絶対どこかで聞いたことがあるし、大人も子供も楽しめること間違いなしの作品。

是非明日4月10日ロシア時間19時から(日本時間は夜中の1時)youtubeでご覧下さい。

 

最後に。

2幕のロシアの踊りをふぁーにゃに踊ってもらいました😃

 

流石に途中で嫌だと気付いたようで抵抗されました。

ので、途中からはアドリブです。笑

是非放送される映像の中でこの踊りを見つけてみて下さい。あー、これか!と納得?頂けるかと。

 

以上、自粛生活の一つのスパイスになれば幸いです。

また情報アップします。

時間になったらお着物着てお洒落してお出かけ妄想するわ。帰国子女憧れ

 

 

*YouTubeからBolshoi Theatre と検索して頂くか、もしくはボリショイ劇場のオフィシャルサイトのトップ画面の、10.04-Nutcrackerをクリックしても入れます。

 

 

 

 

 

 

 

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総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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