外国で動物を飼うと帰国する時が大変・・・と思い、ずっと猫を飼うことを自分に禁じていた私。
しかしある一時帰国の時に実家の猫をいじっていじってぎゅうぎゅうしている私を見て母が一言
母:「モスクワでも猫飼ったら??」
私:「でも・・・」
母:「何かあれば家に連れて来れば良いじゃない」
この一言でガラガラガラ・・・と私の中の何かが崩れました。2014年の春。
その後モスクワに戻って1ヶ月もしない間に、出会ってしまいました。
ブリティッシュ・ブルーの子猫。
ロシアにもこんなお店あるんだなぁ何となく入ったペットショップにいたんです。この状態で・・
「今日入って来たんですよ」というお店の店員さんの言葉も放心状態で聞いていました。
イケアに用事があって行ったはずが、イケアでの買い物全く覚えていません。
その日はぐっと堪えて帰宅。もし明日になっても気になったら迎えに行こうと思って就寝。
翌朝、起きたら速攻迎えに行く準備してました。
まだいるかな、そんな不安も抱えつつ急いで向かったペットショップ。
前日のひっそり丸まっている感はどこへやら。ケージの真ん中で仰向けになって寝ていました。
・・・結構神経図太いのか?と一瞬思いましたが、即購入手続き。
猫砂や餌など言われるままに購入し、マルシュルート(バスの小さいもの)→メトロと乗り継ぎ帰宅。
帰ってきてお家に放すと、なにやらすごいモーター音が。なんの音かな?と思いきょろきょろしていると、犯人はこの子猫でした。ぐるぐる喉を鳴らしてたのですが、音が半端なく大きくて小さい身体のどこから?と驚きでした。
そして即トイレを用意→初おしっこも無事に終え、買ってきたおもちゃで狂った様に遊び、家の中をあちこち探検。
何となく感じてはいたのですが、かなり鈍い性格の様で、噛みついたり引っ掻いたり殆どしません。
小さい頃は遊びで噛んだりすることはありましたが、それもかなり少なかったと思います。
今に至っては、自分に爪があることを知っているのか疑問です。爪研ぎはしますが、引っ掻く凶器になることは多分気がついていないご様子。
爪切りの時は、“肉球を揉みもみすると気持ち良いのだ”ということを小さい頃から刷り込んだお陰様で、うっとりしている内にパチパチ切ってしまうという感じです。最後の方、8・9本目辺りで何となく切られているという事に気がつく、という感じ。(←これから猫を飼う方、お勧めです)
人懐こくお客さんが来てもどなた?とお出迎え。
友人・知人は勿論、ガス点検の図体のどでかいおじさんにまで嬉々として絡んでました。
人のお家に預けてもすぐにその人のお家の子になってしまうほど。
安心と言えば安心ですが、たまに飼い主を不安にさせます。
今ではすっかりたっぷりな猫になり、初めの予感通りとてもにぶちんで、ゆるーい感じの性格です。
もふもふした毛に触れると結構神経使ってたんだなぁと、気付かせてくれます。
猫ってすごいなと、しみじみする毎日。
こんなふぁーにゃのモスクワ生活もこれからご紹介します。お楽しみに〜