先日のバックステージツアーでは、舞台裏までスコーンと吹き抜けの状態で作業をしており

滅多にお目にかかれない、舞台の天井にかかっている教会の鐘も見ることが出来ました。

左上に大きのが見えます

今までツアーをしてきましたが初めてちゃんと見ました。
8年目にして初。笑

まぁお客さんに見せるものではないので目に触れないのは当然かもしれませんが。

⬇︎この図で言うと、13番の位置ですね。

解体図

この解体図は2011年のリニューアル・オープンの時にボリショイ劇場が発行したマンスリーの冊子から抜粋したものです。

当時は毎月発行していましたが、今では季刊誌(無料)になっています。

写真で見るとこんな感じです

⬆︎この写真はボリショイ劇場の本から抜粋しました。

こんな鐘が実は舞台の上にかかっているんですね〜その数35個(!)

こちらの本です⬇︎

ボリショイ劇場の説明がぎゅっと詰まっています

ボリショイ劇場の地下にあるおみやげ屋さんでも購入出来ます。

ロシア語/英語の併記になっています。

天井桟敷からの眺め

天井桟敷の方がパルテール(1階席)よりもものすごく音が響いており、解説のお話するのもちょっと大変でした。

音は上にぐいっと上がってきます。そしてこの劇場は本当によく音が響きます。

この鐘が聴けるのがムソルグスキーのオペラ「ボリス・ゴドノフ」
教会のシーンで響き渡ります。

他はグリンカの「皇帝に捧げし命」ボロディンの「イーゴリ公」などでも。ロシアオペラですね。
壮大な作品たち、機会があれば是非この劇場で堪能して頂きたいです♪

 

大リハーサルルーム

今回、リハーサルルームは使用されていなかったため、舞台上に上がらせてもらいました。

(注)ここには毎回上がれるわけではなく、その時の状況によります。

本当に劇場は毎回、違う顔を見せてくれます。

 

次回のバックステージツアーは7月7日(日)11時からです。

 

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総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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