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2019年7月

時代を超えた不朽の作品『白鳥の湖』1877年初演の失敗

7月末のシーズン・オフまでボリショイ劇場の特別展示室ではチャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』特集 をしております。 余談ですが『エフゲニー・オネーギン』というとこの3幕のポロネーズの音楽に聴き覚えのある方が多いと思います。 このオペラが初演されたのは1881年のボリショイ劇場。 「失敗するかも?」という疑念があったので、1881年の初演の時は舞台装置や衣装は作られず、いろんな作品から衣装や […]

Kバレエカンパニー時代の仲間との再会

先週ボリショイ劇場新館でイングリッシュ・ナショナル・バレエ団の『ジゼル』が来ていたのですが FacebookでKバレエカンパニー時代のダンサー仲間がモスクワ行きまーす というようなアップを見て、あ、そうだ、彼はこのバレエ団だった!と記憶が繋がりました。   今回上演されたアクラム・カーンのジゼルはこちら⬇︎ 2019 Dance Europe 長野由紀さんの解説を発見。←是 […]

未上演の子供向けバレエ作品「とんぼとあり」@ボリショイ劇場芸術展

肌寒い日が続くモスクワです。 ボリショイ劇場芸術展開催にあたり、Instagramで新しいアカウントを作り日々更新しておりました。 そしてこれからこのinstagramにも紐づけて、以下の趣旨でこのサイトでも情報をアップしていこうと思います。   1776年に創設されて以来、243年の歴史を持つボリショイ劇場。 その長い歴史の中で、人気がある作品がレパートリーとして残ってきたわけですが、 […]

初めてお目にかかりました

先日のバックステージツアーでは、舞台裏までスコーンと吹き抜けの状態で作業をしており 滅多にお目にかかれない、舞台の天井にかかっている教会の鐘も見ることが出来ました。 今までツアーをしてきましたが初めてちゃんと見ました。 8年目にして初。笑 まぁお客さんに見せるものではないので目に触れないのは当然かもしれませんが。 ⬇︎この図で言うと、13番の位置ですね。 この解体図は2011年のリニ […]

【ボリショイ劇場芸術展】新しいinstagramアカウントを作りました

【ボリショイ劇場芸術展】を日本で開催しようと、約3年前からずっと日本での営業活動を続けておりました。 この度主催新聞社が決まり、2022年の開催を目指してこれから協力頂ける美術館探しの段階となりました。 (⬆︎この写真からアカウントに飛びます)   展示会について、2017年にこちらの記事にもアップしています 新企画*劇場芸術の多面性を知って貰うために ボリショイ劇場バック […]

>総合芸術としてのバレエ

総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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