昨日(12/19)はボリショイ・バレエ学校の先輩でありKバレエカンパニーでもお世話になった長田佳世さんの引退公演の日でした。
FacebookではKバレエの先輩や同期たち、またバレエ関係者たちが皆佳世さんの新国立劇場での最後の舞台カーテンコールの様子をアップしていました。
佳世さんの舞台、観たかったです。それだけが後悔・・・
新国立劇場の公式サイト↓
ずっと頑張って来られた佳世さん。
ボリショイ・バレエ学校時代はスベータ(スベトラーナ・ルンキナ/元ボリショイ劇場のプリマ)と仲良しで、2人の仲良しっぷりが「同士」という感じで羨ましかった覚えがあります。そしてロシア人にも負けず飄々としている佳代さんにひっそりと憧れていました。
Kバレエカンパニーに入団したと聞いた時は、さすが佳世さん!という感じでしたが、私もまた一緒に舞台に立てるとは思っておらず、再会出来てとても嬉しかったです。
バレエ団を退団して京都の大学にいるときに、関西に戻ってきていた佳世さんと京都でレッスンに行ったことがありました。
バーが終わってセンターレッスンの時(まずはバーを持って基本的な動きを一通りした後、センター/フロアに移動します)他のグループが踊っている最中、ちょっとしたことだったのですが先生に注意されたことを端の方で何度も練習していました。劇場でプロとして踊っていて他の人から見たら不満な所なんてないだろうと思うくらい実力のある人なのに、その細かい所を繰り返している姿を見て、才能のある人ほど努力をするなと改めて思ったのを覚えています。
注意されたことはその場で直す。出来るまでやる。その真摯にバレエと向き合う姿勢は、今までお世話になってきた先生たちから、そしてバレエ学校で、またプロになってからずっと自分に叩き込んできた姿勢なのだと思います。
常に上を目指し自分に厳しかったその姿は、本当にさすがだなとしか思えませんでした。
引退を決めたときはどのような気持ちだったのか、それは分かりませんが、ずっと自分と向き合って来たからこそ時期を見極めたのだと思います。
佳世さん、本当にお疲れ様でした!!