コロナウィルスで世界中が像然となっていますね。

ロシアは春節の辺りから中国人のロシア国内への入国規制を始め、1月終わりには観光地やメトロから
殆どの中国人団体観光客の姿が消えました。

モスクワ川クルーズもきっと空いてるはず

 

そして2月20日に観光は勿論、商用ビザでも特別な理由でない限り、中国人の入国拒否が遂行され、
また続けて韓国やイラン、イタリアからの観光客、そして渡航も規制をかけられました。
ビザの申請拒否は勿論です。
日本や日本人への規制はまだありません。

 

「これはまずい」と思った瞬間のロシアの対応の早さは、
当たり前の日常を送っている我々には気付きにくいものでしたが
日本のニュースを見る度に、やり方はどうであれ一気に推し進める対応の早さに
「さすがだ・・・」としか思えない底知れない強さと危機管理能力を感じました。

 

普通のロシア人の人々がものすごい危機感を抱いているかというとそうではなく、
ロシアという国自体の持つ危機に対する反応の早さ、です。
これでこの国民たちは守られてもいるし、またその圧迫にも翻弄されてきたのだなとも感じました。

 

いつまで経っても埒の明かない態度と、どちらが良いかというのは分かりませんが…

 

現状報道されているロシア国内の感染者数もとても少ないですが、そんなはずないだろうとは思いつつ
(ロシア人の方々もそのことに気がついていますが、皆いつも通りです。)
不安を煽ると何をしでかすか分からないので、無駄に騒がず日常を送れる良いなとは思います。

 

しかしロシア国内でも少しずつ事情が変わってきて、ロシア人の知人から法令が変わったと連絡を貰いました。
街中で外国人に対する職務質問が行われるようになり、渡航履歴をチェックされることに。
大学や音楽院の中国人留学生たちも警察によって渡航履歴の徹底管理を行っている様子。
日本人を含む他の外国人留学生も対象になる可能性がありますね。

 

マスクをしている人が殆どいないので、我々アジア顔でマスクしてたら逆に危ないようにも思います。

ちなみに、元々《マスク=病気の人》というイメージをロシア人の方は持っているので、
マスクするくらいなら(病気なら)会社に来ないで!というような感覚です。

 

日本では政府の対応の遅さにがっかりしているとは思いますが、
安全神話は崩れていることに気がつかなくてはいけないタイミングだったようにも思います。

平和ボケとよく言われますが、そうなれたのは日本の良さであり強みだと私は思います。
しかしそれが故に「自分さえよければよい」という
他人を顧みない行動をする人も増えているのが事実だなとも思います。

 

いつでも誰かが何かをしてくれるという考えは甘えだということを
我々はしっかり受け止めなくてはいけないのだと思います。

 

不安を煽っても嘆いても、事態は変わりません。
平常心でいつも通り、日常を送れたらと思います。

手洗い・うがい・睡眠・食事など、基本的なことをしっかり行うしかないですね。

 

またロシアでの状況をお伝えしたいと思います。

睡眠大事。私はいつも通りぐっすりです

 

 

 

 

 

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総合芸術としてのバレエ

舞台というものは演者たちだけでは成り立ちません。裏舞台で支えている多くの人々の尽力あってこそ表舞台がより引き立ちます。
建築・歴史・哲学・文学・音楽・美術・デザイン・踊り・歌、全てを包括しているのが劇場芸術です。
生活の中で芸術はなくても良いものかも知れません。しかしあるとより豊かになるものだと私は考えます。 人でしか紡ぐことの出来ない伝統の世界。色んな角度から眺めてみると、きっと新しい発見があるはずです。

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