ツアー情報

『Mavita』の意味

mavita_logo
Mavitaってなんですかと良く質問を頂くので、ここでご紹介します。

古いラテン語で
「Ars longa vita brevis」 (アルス ロンガ ヴィータ ブレーヴィス)という言葉があります。

単純に訳すと
「芸術は人の人生より長い」という意味になります。

この言葉を知ったとき、本当にそうだなとしみじみ実感しました。

美術品、陶器や彫刻、建築そして絵画、文学、音楽、バレエやオペラも全て
人の生み出した作品は、その作者がこの世を去ったとしても失われることがありません。
歴史に名を馳せる芸術家の作品や名作と言われている物は尚更ですが、
一般に家庭で代々引き継がれて大事に使われている物や伝統なんかもそうです。

ずっと人から人へと引き継がれていきます。

長い長い歴史の積み重ね

長い長い歴史の積み重ね

会社を立ち上げることになって社名を考えていたとき、この言葉を使いたいなと思いました。

MavitaのMは「Media−媒体」のM。(そして私の名前「萌生−Moeha」のM)
Mavitaのaは「art−芸術」のa
Mavitaのvitaは上記から「人」「人生」「生命」「生きる」などの意味。
私の名前にも「生」がついているので、ある意味自分の名前をもじっているとも言えます。

そう、Mavitaは完全に造語です。“人と芸術を繋げる媒体” になりたいという思いを込めました。

自分が日本で舞台に立っていた時、
お客さんの大半が女性で占められていることに違和感を覚えていました。
ロシアやヨーロッパの劇場に来るお客さんは老若男女問いません。
勿論、これはバレエやオペラは西洋のもので、文化として根付いているからなのですが
日本でも頑張っている劇場やダンサーが沢山います。
しかし観る側の層がふくらまないと、踊る側も本当の意味で根付かないんですね。

このような現状の中劇場芸術とは何か知るきっかけ作りをしたいと考えていた矢先、
ボリショイ劇場のバックステージツアー案内の話を頂きました。
微力ではありますが、ロシアを訪れる日本人の方達に少しでも舞台芸術に興味を持って貰える機会を作って行けたら・・・と思っています。

ご興味のある方は是非一度バックステージツアーにご参加下さい。
劇場の歴史は勿論、バレエやダンサーの日常、学校や動きの説明等を織り交ぜた1時間半のご案内です。
*全て日本語です。
HP8

ボリショイ劇場バックステージツアー

今回はボリショイ劇場バックステージツアーについてです

写真はモスクワ写真部・元部長の中村さんにお願いして撮って頂いたものに加え、以前撮影されたものをご提供頂きました。

まずは劇場前で集合

集合

集合

中に入ってクロークにコートを預けます

その後注意事項と自己紹介をした後に案内開始です。

ホワイエ

ホワイエ

特別展示室①

特別展示室①

こちらの特別展示室は3ヶ月に1度くらいの割合で展示内容が変わります。バレエに関するものの時もあればオペラに纏わる展示もあります。幕間に入れる場所なので、観劇の際は是非ぶらりとお立ち寄り下さい。

特別展示室②展示内容は約3ヶ月に1度変わります。

特別展示室②

皇帝の間(小)

皇帝の間(小)

この部屋はある秘密があります。歴史を包括している部屋です。

皇帝の間(大)

皇帝の間(大)

 

パルテール。後ろはバレエ『ジゼル』の幕

パルテール①後ろはバレエ『ジゼル』の舞台背景

観客席はもっと薄暗い時もあれば、オーケストラのリハーサルがあったり照明調整をしていたりといつも違った様子です。

パルテール②お客さんがいないとちょっと雰囲気が違います

パルテール②お客さんがいないとちょっと雰囲気が違います

開いていたら入ってみるベリエタージュ(ボックス席)

開いていたら入ってみるベリエタージュ(ボックス席)

ベリエタージュは一番良い席と言われている2階席です。貴賓席のある階です。

オーケストラ・ピット

オーケストラ・ピット

IMG_8498

天井桟敷(第4ヤロス)

とても高くパルテールとは全然景色が違います。

大リハーサルルーム*リハーサルはやってる日とやっていない日があります

大リハーサルルーム*リハーサルはやってる日とやっていない日があります

リハーサル内容はいつも異なります。勿論何もない日もあります。劇場スケジュールは毎日変わるので一定ではありません。

 

IMG_8662

ベートーベンホール*ここでもたまにリハーサルをしています。入場出来る時と出来ない時があります

 

最後にコートを着た後、ご希望があればボリショイショップ(お土産屋さん)にもご案内します。

以上が案内箇所とはなりますが、劇場スケジュールは日によってころころ変更するため、入れない部屋があったりリハーサルを見たり聴いたりすることもあれば、全く何もなく、解説をじっくり聞くだけということもあったりで一定ではありません。

リハーサルが見たいという方も多いとは思いますが、劇場というのはダンサーやオーケストラの人たちだけでなく、舞台装置の裏方さん、照明・音響の人、掃除や修理の人たちと、沢山の人が働いている職場です。しかもその日によって上演演目も変わるのでそれに合わせた作業を行っており、いつも同じ状態ということはあり得ません。
ですので経路もその日のリハーサルや作業の様子に合わせて臨機応変に変更します。

バレエやオペラという舞台芸術は、踊り手や歌手だけが守っているものではありません。彼らはあくまでも表舞台を飾る代表であり、その責任はかなり重大です。しかし、その舞台を作り上げるには、音楽があり、シナリオがあり、舞台装置や衣装、また照明や音響などの沢山の人たちが集まってこそ成り立つものなんですね。

劇場は単なる建物ではなく、歴史を包括し、ダンサーや観客の思いが渦巻いている場所です。
伝統が息づく、生きている空間なんですね。

 

IMG_2221

*余談ですが・・・*
日本ではバレエを趣味としても楽しんでいる方が沢山いますが、バレエは基本的にスペクタクル、つまり物語を演じ・踊り・お客さんを魅せるものなんですね。
ただ単に足を高く上げたり沢山回ったりという技術的なものばかりに目を向けるのではなく、バレエは「劇場芸術」であるということを意識すると、少し踊り方が変わるのではないかと私は思います。